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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

秋のバラフェスタ2023!!

2023-10-20
 今日も秋晴れの気持ち良い天気になりました。

 食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋・・・に、行楽の秋です(^-^)

 先週末から前橋のバラ園で秋のバラ祭りがスタートしました。初夏のバラ祭りよりも幾らか寂しい秋のバラ。それでもそれなりに咲いている事と思います。

 先日知り合いがバラ園へ行ったと聞いたので、早速情報を頂きます。すると、そこそこ咲いているとの事!!

 これはもう行くしかありませんね♪♪

 ここ数年はコロナ禍もあり、なかなか外出できませんでした。コロナが5類になり、やっと外出も出来る状況になりました。

 今日は天気も良いし、外出日和。

 ただ・・・朝の内から「今日はバラ園へ行きましょう!」とお伝えしてしまうと、出発まで行く事が気になってしまうケースがこれまで多くありました。

 なので、出発直前までは秘密です(笑)

 昼食が終わり、食休みもひと段落。そのタイミングで、

 「今日は天気もいいですし、バラ園に行ってみましょうか!」と提案すると・・・

 「いいですね~!行きましょう!!」と、二つ返事。

 早速そわそわし始めて。やはり直前にお伝えして良かったです(笑)

 移動の車内でも彼方此方をガイドします。

 「左に見えるのが県庁で、右に見えるのが市役所ですよ~!」とか「右に見えるのが前橋公園。幸の池がありますよね!」と、出来るだけ色々と紹介しながら移動します。

 「懐かしいね~、なかなかここまで来ないからね~。」と。

 確かに。

 車がなければ見ない景色。とても久しぶりの景色に皆さん大興奮でした。

 バラ園の駐車場はそれ程混んでいなくてひと安心。皆さんと一緒にグルっとバラ園を一回りして、秋のバラを楽しみました。

 天気も良く、バラもキレイで。

 久しぶりの外出は皆さんも楽しかったようです。

 今年の夏は猛暑続き。9月に入っても猛暑が続き、なかなか外出が難しかったです。やっと気候も穏やかになり、短い期間ではありますが行楽が出来そうなこの頃。

 タイミングを見計らって、外出出来るように計画してみようと思います。

 もちろん介護度高めの利用者さんもいます。外出するには少々厳しい利用者さんもいます。そんな利用者さんには申し訳ないのですが、外出組と留守番組に分けて行動。

 外出組は歩いたりして生活リハ。留守番組は普段と変わらずに安定して過ごして頂く。

 それぞれの状態に合わせた対応をしたいと思います。

 今日の写真は「赤城の輝き」です。前橋市のバラ。先始めと満開時の色の変化を楽しめるバラです。

 秋のバラフェスタ2023を利用者さん達と楽しんだ午後のひと時でした(^-^)

剪定開始!!

2023-10-19
 ろまん亭の庭です。

 春先に軽く剪定をしましたが、今年の猛暑で大分元気に彼方此方がのびのびしています(笑)暑さが続いていて剪定をしようと思ったのですが、蚊の大群に襲われて意気消沈。

 もうしばらく待ってから剪定をしようと思っていました。

 そしてやっと・・・蚊が居なくなった模様。先日から先ずは草むしり。凡そ草むしりが終わったので、いよいよ剪定に入ります。

 先ずは低木から。大きな木は最後に切ろうと思います。

 実は草むしりや剪定は何故か利用者さん達から好評なのです(^-^)剪定をしている姿を見るのが楽しいようで。

 チョキチョキと低木を切っていると、「さっぱりするね~!」とか「頑張って!」と応援して下さったり。暫く切っていると「少し休みなよ~。」と労って下さったり。

 まぁ一応パフォーマンスとして切った枝を皆さんに見せたりちょっと踊ってお道化てみたり。

 単に剪定をするだけではなく、皆さんも喜んだり楽しんだりできるように剪定しています。

 ただ、ろまん亭の庭にある木々はなかなか強敵。背の高い木もあります。脚立に上って剪定しなければならない場所もあります。

 これまではシルバー人材センターにお任せしていたのですが、一時「ここの庭は無理です。」と断られたので、それ以降は僕自身が剪定するようになりました。

 当然素人です。見よう見まねでの剪定なので、毎年咲いていた花が咲かなかったりする事もしばしば(笑)それでもやはり剪定しないとぼうぼうになってしまいます。

 一年に二回の剪定。春先と秋口にするようにしています。

 本来ならば、もう少し早く剪定したかったのですが、先程も書いた通り蚊の大群が発生していたので今の時期になりました。

 流石に今日は殆ど蚊は見当たらず。快適に剪定に励めました。

 利用者さん達もそれを見ていて楽しそうでした。

 これから暫くは時間が空く時に少しずつ剪定して庭の整理をしたいと思います。

 僕自身もそうですが、利用者さん達にとってちょっとしたイベントになっています♪♪

やっと慣れて来たのに。。。

2023-10-18
 9月から利用が始まった利用者さん。12月までの期間限定の利用と言う事でした。

 当初は朝から夕方までの利用希望でしたが、本人の状態から午前中から食事後までの短時間利用。ランチタイム利用となりました。

 利用開始から不安と緊張からなかなか落ち着かず、帰宅願望が強く出てしまう状況。しかし利用回数を重ねるうちに、少しずつ落ち着いて来ました。

 不安や緊張が無いように環境を整えたり、会話の内容も検討して来た甲斐がありました。

 今日は台所まで来て「そろそろ帰ります。」と言うセリフを一度も言わずに過ごせました!!いやいや、当初から見ればすごい進歩です。

 笑顔も多くなり、自発的な会話も増えて来ています。

 もちろんベースには不安や緊張からの帰宅願望はあると思いますが、その願望を回避できる術をろまん亭は身に付けたのです。

 ただ・・・当初から12月までの利用と言う事でしたので、期間限定。その期間が決まったようです。

 12月10日(日)に引越しが決まったとの連絡がありました。ろまん亭の利用はギリギリの9日土曜日まで。

 う~ん、せっかく慣れて来たのにちょっと残念な気持ちはあります。ただ、家族の予定なので仕方ありません。

 とは言え、まだ期日まで一か月以上あります。その間は楽しく落ち着いて過ごして頂けるように対応して行きたいと思います。

 認知症で不安や緊張などがある方に対しての対応の仕方を学ばせて頂きました。突発的な出来事は恐らく苦手。自身の中で処理しきれなくなると不安感が大きくなってしまい、強い帰宅願望に繋がって行くのだと思います。

 出来るだけ同じ環境の提供が大切。

 同じ顔のスタッフ、送迎も期間限定と言う事もあり、僕だけが送迎担当になりました。同じ人の送り迎え、同じスタッフ、同じような雰囲気。

 会話も必要な会話は出来るだけ同じセリフにしておきます。

 自身が知っている言葉、理解できる言葉は安心感を与えられます。考えてしまい、分からなくなると不安になってしまうのですから。

 利用最終日の日が決まりました。

 やっと慣れて来て落ち着いて過ごせるようになっているので、ちょっと残念ではありますが・・・

 最終日までは楽しく過ごして頂けるように努めたいと思います☆

何処を支えるのかがポイントです(^-^)

2023-10-17
 今日は手引き歩行のお話です。

 介護度が高くなると歩行が不安定になってしまうケースがあります。介助があれば歩ける。そんな方の場合は手引き歩行をしています。

 歩ける以上は出来る限り自身の足で歩いて頂く。意外と大切な事なのです。

 手引き歩行の場合、相手のどこを支えるのかがポイント。その方の状態によって、支える場所が違うのです。

 比較的安定して歩ける方の場合は・・・手首を辺りを持って手引き歩行をします。このケースはある程度自分自身の体に力が入り、立位も比較的安定して保てる方の場合です。

 立位がやや不安定な方の場合は・・・肘の辺りを持って手引き歩行をします。立位が不安定な方はバランスを取るのが少々大変なので、肘の辺りを持つと割と体が安定します。

 そして立位がかなり不安定な方の場合は・・・脇ですね。突然膝が折れてしまうケースがあるので、転倒の危険大。なのでしっかり支える為に脇を支えます。

 手引き歩行は利用者さんの状態によって大体上記の三か所を支えています。

 まぁ立位や歩行が不安定な方の場合は車イスを使用するのが一番安全だと思うのですが、それだと歩く事を忘れてしまいます。筋力の低下もあると思います。

 ほんの少しでも良いので、自身の足で歩く事。とても大切です。

 ろまん亭では必要以上に車いすを使用しません。例えばトイレまで片道は車いすを使ってももう片道は歩いて頂く。支えに問題がなければ、往復手引き歩行。

 支える介助者には少々負荷がかかりますが、生活リハの一環として手引き歩行は重要な介助だと思っています。

 もちろん日によっては手引き歩行が危険な時もあります。そんな時は車いす対応にしますが・・・

 手引きなのか車いすなのかはその都度判断しています。

 逆に利用者さん側はどうでしょうか。

 実は・・・介護度が高い利用者さんも何となくですが、安全か安全ではないかを感じているように思う瞬間があります。もしくは依存するのかそうでないかを感じているように思う瞬間があります。

 実際脇を支えて少し歩くように介助すると・・・足が全く出ない事があるのです。そこから肘の支えに変えると足が出たりして(笑)

 普段は段差などは足が上がらないのですが、肘支え歩行をしている時に段差に当たると足を上げたり跨いだり。脇支えだとまず足は上がりません。

 足が上がった時は「出来るじゃぁないですか~!」と、思わず声が出てしまいます(^-^)

 足元を見ているようで見ていないのか、見ていないようで見ているのか。躓かないように体が自然と反応しているのかは分かりませんが、利用者さんが依存しても大丈夫な状態で介助すると、全てお任せの状態になってしまう事を時々感じるのです。

 多少自力で動くように介助すると、仕方なしに・・・もしくは身を守る為に体が自然と動くように感じる時もあるのです。

 だから必ずしも絶対に安全・・・的な介助をするよりもある程度自分自身で動くように仕向ける介助も必要だと思うのです。

 介助者に依存してしまうと、お人形さんのようになってしまいます。そうなると介助者は大変ですね。脱力すれば重くなります。

 少しでも足に力が入るとかなり介助者は楽になるのです。

 そうなる為には自身で動くように仕向ける介助は大切なのです。もちろん安全を守れる状態にして・・・ですが。無理にしようとすると転倒の危険があるのでNGです。

 介助者が必ず利用者さんの安全を確保できる状態で手引き歩行を試みるのです。

 その日その時の利用者さんの状態でどこを支えて介助するのか。判断は介助に当たるスタッフ次第です。

 車いすでの対応は楽ですが、ろまん亭では無理のない範囲で手引き歩行を行っています。

 介護度が高い利用者さんにとって、それが生活リハにも繋がるからです。

 無理のない範囲でこれからも手引き歩行を続けたいと思います(^-^)

食事介助への取り組み。

2023-10-16
 今日は食事介助のお話です。

 現在ろまん亭では食事介助が全介助の方が三名、一部介助の方が一名います。

 一部介助の方は介護度が低い利用者さん。自立で食べられるのですが、お勧めしないと完食が出来ないのです。主食を先に食べ切ってしまう事が多い為、途中途中で「これもどうぞ!」とおススメしながら食べて頂いています。

 全介助の三名の内一名は・・・

 食べ物を口のところまで運ぶと口を開けて下さいます。なので比較的介助し易いです。咀嚼や嚥下も今の所問題ありません。

 全介助の三名の内二名は・・・

 咀嚼力・嚥下力が低下しています。口もなかなか開けて頂けず、辛うじて開けて下さったり、柔らかいゴム製のスプーンで口をこじ開けて食物を運ぶようにしています。

 口に食物が入ったら頬を刺激したり顎を刺激したり。水分を含ませて嚥下を促したり、様々な工夫をしながら介助をしています。

 時間としては早くて60分、時間がかかる時なら90分くらいかけて食べて頂くのです。

 大きなデイサービスや病院なら「食べない」と言う認定になり、胃ろうや経管栄養や点滴などでの対応になってしまいそうなお二人です。

 咀嚼や嚥下が低下しているとは言え、辛うじて咀嚼と嚥下をしているので、その機能は出来る限り継続出来るように対応したいと思っています。

 食事は口から摂取出来るのが一番です。

 全介助とは言え、美味しいと感じるものには反応が良い時があります。美味しいと感じる部分があると言う事は、食事の楽しみもある程度感じて頂けているのだと思います。

 デイサービスで60分から90分かかると言う事は・・・ご自宅でも同様です。ご自宅の家族介護なら一日三回の食事にその時間がかかる訳です。

 実際ご家族に話を伺うと、時には二時間くらいかかる事もあるとか。そんな中でも毎食介助をしているのですから、頭が下がります。

 ろまん亭でも「食べられませんでした。」と言う訳には行きません。

 ゆっくりでも時間がかかっても、咀嚼をして嚥下をして下さるのであれば介助します。

 スタッフが一人で対応する事はありません。交代交代しながら対応します。一人で介助をするよりも交代しながら介助した方がスタッフの負担も軽減できます。

 そこがデイサービスの良い所かも知れません。

 交代しながら介助をすれば、スタッフも介助の大変さを実感できるし、それぞれの方法でより一層良い介助方法も見つかるかも知れません。

 全員で協力し合いながらの食事介助です。

 デイサービスでしっかりと食事が食べられれば、ご自宅で食事量が少なくても多少は良いのではないかと考えています。その為にもろまん亭ではしっかり食べて頂かねば。

 咀嚼を促す為に刺激をしながら、嚥下をスムーズにして頂く為に水分を含ませながら。おちょぼ口でも口内に食物を運べるようにスプーンの大きさや柔らかさを工夫するとか。

 凡そ出来る限りの対応をしてみます。

 「命は食にあり」

 この言葉は何度もこの徒然日記で書いていると思いますが、本当にそうだと思います。明治生まれの利用者さんが何度も言っていた言葉。

 僕は大好きな言葉です。

 食事は利用者さん達にとって、楽しみの一つだと思います。美味しいに越した事はありませんが、時には口に合わない・・・そんな事もあっていいと思っています(^-^)

 口に合わない・・・から話題が広がったり。それはスタッフも利用者さん達と同じ食事を食べているから出来る事。

 「え~、じゃぁ次は〇〇にしてみましょう!」なんて話で笑い合ったり。

 楽しく食べられるのもろまん亭の良い所。

 食事全介助の方に対しても何やかんやと話しながら介助をしています。

 「ほら~、口開けて~!」とか「もう少しだよ~頑張ろう~!」とか「モグモグして~!」などなど。

 少しでも「食べる事」に意識が向いてくれると良いなぁと思っています(^-^)

 食事全介助は忍耐の介助でもあります。ご家族の大変さはよ~く理解出来ます。だからこそ、デイサービスでは粘り強く、しっかりと完食して頂けるように取り組むのです。

 様々な工夫をしながら、これからも残った機能を維持出来るように対応して行ければと思います。

 「命は食にあり」

 「食っての頑丈」

 「食事」って大切な事なのです。
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